<受診する1時間前からタバコを控えましょう>                          
  9月22日 (水) は診察します                      

2010年06月14日

375  アンチエイジングの学会は盛況


                         京都

6/13(日)抗加齢医学会総会に参加しました。

1「サンスクリーンの機能評価と効果」
 UVAの強さは一年中不変、UVBは夏に強い

2「食で老化の予防は可能か?」
 肥満女性のテロメアは10年分も短縮、喫煙女性も短い

3「神経イメージング手法を用いたヒトの痛覚認知機構:
 特に心の痛みについて」
 fMRIを利用して瞑想中のおもしろい研究

4「目の衰えとその予防」
 老視には信頼できる手術はない
 眼科疾患の80%は加齢に関係している

5「ここまで進んだ老眼治療」
 遠近両用のコンタクトレンズ、さまざまな手術

皮膚科とは関連がない話も参考になります。

            双葉
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 18:49学会

2010年06月02日

364  ステロイド外用剤あれこれ



5/30(日)の学会 〜古江増隆教授の講演から〜


(1) 「ステロイド外用剤の単純塗布では皮膚へ3〜5%吸収される。

 角層が剥離した傷んだ皮膚の吸収率は78〜90%。

 よって、治療して皮膚が改善されると外用剤の吸収率が低くなる」

 右「薬に慣れて効かなくなった」と誤解する理由がここにあります。


(2) 「リンデロンV軟膏は1日に20g単純塗布すると副腎機能を抑制しうる。」

 右 20g=5gチューブを1日4本 … こんなに塗ることはありませんので、

  全身への副作用は心配ありません。


(3) 「ステロイド剤を使わない『脱ステ医』は全国で100人未満。

 皮膚科専門医は1万人いるので、1%未満の極少数派。」

 右できごと ステロイド拒否


(4) 「犬にもアトピー性皮膚炎がある。人間と同じように屈曲部位に

 症状が出る。ステロイド外用薬が同様に有効。」

            肉球
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 09:41学会

2010年05月31日

363  久し振りにいい話を聴きました


                       台場 (東京)

きのう、日本臨床皮膚科医会の学会に参加しました。

診療に生かせそうなポイントが、いくつかありました。

「蕁麻疹治療ーEBMの実践を目指してー」
「学校における紫外線対策」
「アトピー性皮膚炎の病態指標としてのTARC」
「ニキビ治療のブレークスルー」
「ステロイド外用剤の使い分け」
 ポスター展示…特に、巻き爪、陥入爪の治療

皮膚病の考え方や治療はどんどん変化し、進歩しています!

            ♪黒
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 12:31学会

2010年04月20日

332  桜と学会の通り抜け



4/17(土)大阪にある造幣局の「桜の通り抜け」で夜桜鑑賞。

4回目ですが、今までで一番見事でした。




4/18(日)大阪で日本皮膚科学会総会に参加。

今までで最も収穫の少ない学会でした。


研修医向けの教育講演(2~2.5時間X46回)と、

28回もの企業絡みの "よいしょ" セミナーばかり。

楽しみな臨床・研究ポスター発表400題は、

金曜午後に始まり土曜午前で終了し、役立たず。

            花 
  
タグ :学会

Posted by さち皮ふ科クリニック at 08:24学会

2010年03月15日

300  病院で子供を癒す



子供にとって病院は、不安恐怖でいっぱいの所です。

治療どころか、診察にすら協力してもらえないこともあります。


以前から講演を聴いてみたかった藤井あけみ氏。

病院で子供を精神的にサポートする「チャイルド・ライフ・

スペシャリスト
」の第一人者です。(日本20人、アメリカ3,000人)


きのうの「癒しの環境研究会」(at 日本医大)で実現しました。

やっぱり、プロはちがうな〜! 


  花『サポートを受けた数百人の子どもたちは、

    誰ひとり泣くことなく手術を受けた。』

       マイク たまたま隣の席になりました
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 12:52学会

2010年03月02日

292  大切なフットケア



2/28 東京マラソンの日に「日本フットケア学会」に参加しました。

興味の対象は足底板(靴の中敷き、インソール)足あと


タコ、ウオノメ削りが評判になり、足底のタコ、ウオノメに

悩んで来院する方が一層多くなりました。


10代後半から足の変形が始まり、タコ、ウオノメ、巻き爪、

外反母趾を発症しています。


靴の選び方、変形を進行させない足底板は、予防医学の観点から

重要です。

整形外科医も皮膚科医も、あまり熱心ではない分野です。

            肉球

  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 12:44学会

2010年02月15日

284  皮膚と心の問題



14日に東京で開かれた皮膚科心身医学研究会に参加しました。

「嗜癖的掻破行動の治療」 「自閉症患者のアトピー性皮膚炎」

「向精神薬はなぜ効くのか」「皮膚感覚異常症の10例」

「舌痛症の心身医学的対応」「森田療法のこつ」

などが参考になりました。

皮膚科と精神科との境界領域の研究は遅れていると感じます。

            マイク

  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 19:33学会

2009年11月30日

239  コミュニケーションスキル



興味深かった講演をもう1つ。


楽しく、しかも効率的にコミュニケーションを図るための話。

そのためには「訓練して身に付けた技能 = スキル」が必要。


診療で問題になるのは「ステロイド拒否」への対応です。

この点についても言及がありました。


1年に1回あるかないかの、非常に惹きつけられる講演でしたキラキラ

            まるとく
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 20:08学会

2009年11月30日

238  強そうな名前の病院



11/29 品川で日本臨床皮膚科医会の講演を聴きました。

皮膚科医が5人いる「都立墨東病院」での話。


病院の半径400m以内に暴力団の組事務所が28もある。

土地柄からトラブルが多い。

病院全体でどのように対策に取り組み、成果を上げたか。


いくつか、参考になる点がありました。ここには書けませんが…

年々、「難しい」患者さんが全国的に増えていることは確かです。

            ボム
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 12:59学会

2009年11月09日

220  秋の京都〜学会2


             がん研究振興財団

興味深い発表

(2)鼻の穴の周囲のかゆみと色素沈着

検査の結果、タバコの添加物の香料が原因と判明。

診断は「タバコの香料による色素沈着型接触皮膚炎」です。

こういうことも、あるようです。

よく調べたものです。(大阪回生病院皮膚科)


たばこの添加物 右「できごと84  85

            虫眼鏡
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 18:49学会

2009年11月09日

219  秋の京都〜学会1



きのう、学会に参加するため京都へ出かけました。


興味深い発表

(1)点滴中にアナフィラキシーショックから心肺停止になった

原因は、輸液中のビタミンB1誘導体。(横浜市大皮膚科)

ビタミンB群のアレルギーは、アナフィラキシーショック7例、

光線過敏型薬疹7例など、24例の報告があります。


「ビタミン剤でアレルギー?」と思うかもしれません。

ビタミンB群は安全性が高いと考えられ、サプリメントや栄養

ドリンクにもよく含まれています。


「ビタミン剤でもアレルギーを起こす可能性がある」ことを

承知しておくことは大切です。

            くすり
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 13:01学会

2009年07月21日

122  理・美容師の手のトラブル


名古屋城「金鯱」の実物大模型(名古屋国際会議場)高さ295cm

一昨日の学会での杉浦真理子氏(第一クリニック)の発表から。

職業性皮膚炎の中でも、理・美容師の手のトラブルは最も多く、

しかも難治性です。


 icon31メカニズム

(1)シャンプーなどの洗剤を使う水仕事
      下
(2)「一次刺激性接触皮膚炎」を起こす
  (カサカサになる、誰でもなる、アレルギー反応ではない)
      下
(3)バリアー機能が破壊され、アレルゲンが容易に侵入する
      下
(4)「アレルギー性接触皮膚炎」を生じる
  (かゆく、ブツブツになる、特定の人がなる、アレルギー反応)
      下
     悪循環に


 icon32原因

アレルゲンは
染毛剤   70%
パーマ液  25%
シャンプー 25%  

手袋やスキンケアをしても十分な効果が得られず、仕事を続けられ

ないケースも多々あります。

もちろん、お客もかぶれて被害を受けます。

この状況は何十年も変わりません。

より安全な製品の開発が望まれます。

            icon33  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 13:34学会

2009年07月20日

121  日本職業・環境アレルギー学会



きのう、猛暑の名古屋で「日本職業・環境アレルギー学会」に

参加しましたicon20

職業、労働環境と皮膚病は密接な関連があり、さまざまな化学

物質に対してアレルギー反応を起こします。

「環境化学物質とアトピー性皮膚炎」「トリクロロエチレンと

重症皮膚障害」「理・美容師の職業性皮膚炎」の話が参考になり

ました。

            鉛筆
  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 10:15学会

2009年06月22日

87  皮膚縫合しないテクニック



きのうは愛知県犬山市で開かれた、日本皮膚外科学会に参加しました。

今回の注目はこの3題です。

1. 皮膚縫合は必要か? フィルムドレッシング材を用いたsutureless
 skin closure の試み
(静岡がんセンター形成外科・皮膚科)
 
 この発表を聴くために、朝一番の新幹線に乗りました。
 真皮縫合をして、水蒸気透過性が優れているフィルムを貼るだけ。
 皮膚を縫合しない方法です。

2. 真皮縫合器 INSORB® の使用経験
(筑波大学皮膚科)

3. 最小侵襲・最小瘢痕による粉瘤の摘出法(仮称:くりぬき翻転摘出法)
(宇治武田病院形成外科)

ここ数年、キズを「きれい」に治す方法に力を入れています。

            icon32  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 12:07学会

2009年05月02日

12  看板に書いてあるから専門?



日本の医療制度では、医師免許があれば何科でも自由に診療することが可能です(麻酔科以外)。

例えば「さち皮ふ科・内科・産婦人科・アレルギー科・形成外科」と保健所に届け出ればOKです。

研修の有無、経験、実力は問われません。
こわいですね〜icon15

実際、「看板に書いてあるから専門」と勘違いしている方が大半です。

この制度のままでいいのでしょうかはてな

実に大らかな国です。

            sos

  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 11:46学会

2009年05月01日

11  非専門医が70%



ちょっと過激なタイトルです。

1965年当時、非皮ふ科医が皮ふ病の診療の60〜80%を占めていたそうです。

「治療の結果、難治となり、悪化の道をたどることが多いicon15」と指摘されました。

多くの問題が生じたので、専門医制度ができました。

しかし、今でも皮ふ科診療をしている医院の70%は非専門医で、専門医は30%のみです。

            icon26  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 19:31学会

2009年05月01日

10  専門医の更新



皮膚科専門医は5年に1度更新しなければ、資格を失います。

「常に研鑽を積みなさい本 鉛筆」ということでしょう。

研修、学会発表、論文など合計100単位以上で更新することができます。

写真は更新のための申請書類です。私の成績は292単位でした。

皮膚科専門医名簿」(日本皮膚科学会)

            icon32  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 06:21学会

2009年05月01日

9  専門医になるには?



先日、皮膚科専門医の更新が済み、プレートicon11が届きました。

皮膚科専門医は
1. 指定された研修病院で5年以上皮膚科研修
2. 原著論文3編以上、学会発表、手術の実績
3. 専門医試験(筆記と面接)に合格 鉛筆

以上の条件を満たすと日本皮膚科学会から皮膚科専門医に認定されます。

平成5年から始まった新制度です。

昨年の合格率は77%
もっと難関icon20にしてもよいのではないでしょうか。

            鉛筆  

Posted by さち皮ふ科クリニック at 00:07学会